2015-10-08

【速報】カキ速あけ世界大会も延期に・・。カナダ西海岸で「腸炎ビブリオ」大発生で牡蠣が全面出荷停止中

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http://kakipedia.blog.jp/2015/whistler.html








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カナダはウィスラーのリステルホテル内のレストラン「Bearfoot Bistro」で開催される「カキ速あけ世界大会」が9月13日から11月に延期となった。

理由はカナダの西海岸の牡蠣が「腸炎ビブリオ」の大量発生で全面出荷停止となっているためだ。

現地での報道はこちら
Raw oysters lead to 31 cases of sickness: health authority

北米では生で食べるのが基本なので「加熱用」なんて半端な帯域はない。そんなふざけた設定はダメな海のダメ生産者を護るためのもの。

日本の不思議「加熱用かき」なるものを使用するときに定められている加熱条件は「中心温度90度以上90秒以上」。

ノロウィルスなどのウィルスを殺すためにはこれくらいの高温と時間が必要。だが、どうやって中心温度が90度になったことを把握するのか?一個一個に温度計を指しながら調理しない限りわからい。

しかも他の食材とは「調理場も調理器具もすべて別に」という規定まであるのだが、皆ちゃんと護っているのだろうか…常識的に考えて護れるわけがない。だから食中毒が絶えないわけだが。

「生で食べられるもののみ出荷する」という正しい措置だが、今回ばかりはそれが現地のオイスターバーやカキ生産者には大打撃となっている。

そもそもカナダ西海岸で「腸炎ビブリオ菌」が大量発生した理由は温暖化だそうだ。札幌と同じ緯度のパリで40度超えとか今年の夏は早い段階から狂っていた。

海水温の上昇が主要な原因とのことだが、山の氷が大量に解け出すなどして普段流れ込まないものまで海に流れたことも因果関係があるのではないかと現在調査しているそうだ。

「同じ海ともいえる”シアトル(ワシントン)”の牡蠣は普通に出荷しています。同じく東海岸側も大丈夫なのは不思議。」

そう語るのは”カキ速あけ日本代表選手”で海外で活躍する唯一の日本人”プロシャッカー”(牡蠣あけ師)の岩井利之さん。


「保健所からは”海水温が上昇したから”しか発表されていない。それよりも生産者の方たちが大変。大会のオフィシャルスポンサーだったカキ生産者さんもスタッフを解雇するなどして乗りきっていると聞いてます。」

自身がオーナーをつとめるレストランもカルガリーにあるが、写真のようにまさにお手上げ状態のようだ。一部シアトルの牡蠣で乗り切っているお店もあるが、岩井さんのお店では一旦提供をストップしているという。

※お手あげしてる岩井さんの写真について。カキ速あけ大会の試合開始時は手をバンザイするのがルール。

腸炎ビブリオによる全面出荷停止は8/12頃から。すでに2週間。こんなに長引くとは誰も思っていなかった。少なくとも海水温が下がり安全が確認されるまでは解除されないのだろう。

こんなに大規模かつ広範囲に及んだ大発生の原因をしっかりと突き止めてほしい。けして対岸の火事・・他人事ではないからだ。

Ver.2015-08-26
オイスターニュース

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